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人気ランキング : 44076位
定価 : ¥ 1,575
販売元 : 産経新聞出版
発売日 : 2006-04 |
価格:¥ 1,575
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仕事中毒のように働き続けていた中年男・藤山は、
余命半年と宣告され、自分の人生を考える。
妻、息子、娘、愛人、そして胸の奥にしまったままの
遠い昔の記憶の中の人々…。
逆説的だが、死を目前にした藤山は、活き活きしている。
おそらく、はじめて本気で生きるようになったからだろう。
淡々と描かれているため、感情や行動にリアリティがあり、
自分勝手とさえ思える態度にときおり嫌悪を覚えつつも、
いつのまにか藤山を見守っている自分がいた。
行間を読ませる文章は、さすが秋元康。
ガンや死を題材とした作品は、気が重くて読む気が
しなかったのだが、不覚にも何度も何度も泣かされた。
「いつかやろう」と思いながら、手をつけられずにいる
ことを「今」やろうと思う。そんな気持ちにさせらる
読み応えのある一冊だった。
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他の方のレビューを見て、なおかつ、主人公と同じ年齢の私は、ワンクリックで購入して、一気に読み上げました。しかし残念ながら、インパクトを、あまり感じることができませんでした。この世の中には「生き方」「死に方」数え切れないほどあります。「象の背中」は、秋元康的なひとつの生き方として、こういう小説ができたんだなと思いました。私の周りでは、この年齢になると、同級生・同窓生が次から次に、亡くなっています。特に、家族を抱えたものは、どうにか延命治療なり、完治治療なりを切に望み、実行しながら、寿命が尽きていきます。そういう場面に幾度となく遭遇しているゆえ、内容に、生きることへのどろどろとした「ハングリーさ」が欲しいところです。最後に、「ひとつの生き方」という点で、読んでみるのも良いと思います。
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久しぶりに「感動」と「本で泣ける」事を実感した小説である。人の弱さを家族や友人がどれだけわかっているのか。本当の家族とは実は妻、子、親を含めて、いざというときまで深層は何もわかっていないのではないだろうかと考えさせられた。だからと言って今取り柄のない社会生活を送っているものは、果たしてその急激な変化についていかれるだけの死に対する能力を発揮できるか疑問を感じた。ある著名な医者がこんなことをいっていたのを思い出した。「私は医師として寿命を全うしようとした時決してじたばたしない」と。しかし最後の現実は延命という名の恩恵を家族が最大限に要求したように聞いています.
末期の始末の仕方は賛否両論ありますが、この本のように最後まで生きた証と亡き後までの存在を強烈に周囲の意識の中に残すことの孤立感と
独善が出来ればいいなと思った次第です。死という現実を身近に感じるとても読み応えのある本です。ぜひとも購読をお勧めしたいと思います。
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人はよく「人生」という言葉を口にするが、「人生」とはそもそも何なのか?といことを深く考えさせられる作品でした。何故なら「人生」「生き様」という類のものは、命が燃え尽きそうになるその瞬間まで考えない人の方が多いと思うからです。どこにでもいる普通のサラリーマンが余命半年という癌告知を受け、自分自身の為、そして未来を共に過すことの出来ない家族の為に一生懸命「生きる」という事を考える。彼が自分の人生が最後に幸せだったと思えたのは、皮肉にも「癌」のおかげだったのかもしれません。私自身、この作品に「今」で出会うことが出来たことは今後、私の「人生」にとって大きな財産になりました。
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ガンで余命半年と宣告された中年男が、どう生きたか。
あらすじはこの一文で足ります。
泣かせようとしても無駄だぞ、とイキがって読んだのですが、畜生何てこった。
秋元康に泣かされてしまいました。
主人公の中年男は妻や愛人の目から見ると大変手前勝手な男です。
死ぬ事より自分の事を忘れ去られるのが怖いという男です。
一生忘れられない思い出作りの為に男が取った行動とは…?
この所マジ泣きしてなくて何となく日々を過ごしている方にお勧めします。