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人気ランキング : 230979位
定価 : ¥ 680
販売元 : 中央公論新社
発売日 : 2001-08 |
価格:¥ 680
納期:通常24時間以内に発送 |
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読売が取材した書籍なので多少は期待していたのだが、まったくの外れであった。一貫性がなく断片的な記事をただ集めただけの(読売新聞に掲載)不勉強で浅薄な内容である。おそらく担当者の人選に失敗した結果であろう。読売ならもっとまともな記者が沢山いたはずなのだがまことに残念である。
このシリーズ全体が似たようなレベルで、「20世紀 大東亜共栄圏」、「20世紀 太平洋戦争」にも同じことが言える。
この値段でも高いと思ったくらいだ。文庫でこんなことを考えてしまうのは珍しい。同額程度の支出をするなら、
瀬島龍三「大東亜戦争の実相」 PHP文庫
を購入されることをオススメする。お金に余裕があるなら両方かって読み比べて見てもいいだろう。これ一冊に「20世紀 大東亜共栄圏」、「20世紀 大日本帝国」、「20世紀 太平洋戦争」3冊以上の価値があることにほとんどの人が気づくはずである。
| オススメ度 |
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この本は読売新聞が20世紀について掘り下げたいくつかのシリーズの1冊である。いくつか例を挙げるとすれば、この他に「大東亜共栄圏」
「革命」「アメリカの世紀」「冷戦」などがあるので参考にしてほしいと思う。
本書単体として話をするとすれば、本書は、我が国の20世紀の幕開け、まさに日露戦争が勃発する直前から、大東亜戦争期までに存在した
幾つかの象徴的事件、象徴的人物の功績、そして、幾つかの悲劇などをクローズアップした上で、大日本帝国期の日本を掘り下げてみようとい
う試みの本である。戦前について興味のある人、20世紀初頭の日本に興味のある人は読んでみると良いかもしれない。
感想としては、クローズアップする事件、団体などのエピソードはなかなか面白いと思われた。が、一方で大日本帝国期の日本の政策についてややネガティブな評価をしすぎている感が目立ったようにも思える。
無論、物事に対する解釈は人それぞれであろうが、ポジティブとネガディブ両面で論じるべき部分に、ネガティブが強く入りすぎるきらいが、
いくつかの部所で見られた。
本書の大局的な部分に抵触する問題ではないので深くは考える必要は無い事かもしれないが、侵略史観・自虐史観・階級闘争史観が時折垣間見られるのが、部分的に気になった。「事実」の部分と「解釈」の部分の混同には少々注意したい。
少々厳しく評価したが、相対的にはなかなか面白かった。
購入の際の参考にしてほしい。