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定価 : ¥ 693
販売元 : 集英社
発売日 : 2003-12 |
価格:¥ 693
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本書では日本の医療事情(医療事故、隠蔽、改竄など)を挙げ、他の先進国の医療事情と比較しながら、日本の医療界の問題点と医療事故対策案を解説しています。
「情報公開」、「行政処分強化」など幾つかの対策案が挙げられていますが、現状では満足できる状態ではなく、日本が他の先進国に遅れをとっていることは間違いありません。
本書を読む限り、日本の最も大きな問題は「医療事故の再発防止」や「被害者救済」を第一に考えるのではなく、医療事故を起こした医療従事者に罰を加えることを優先していることにあるようです。これでは、隠蔽、改竄などの愚行が増えるだけで、医療事故は減らないでしょう。
今は、自分の身は自分たちで守ることを考えなくてはいけません。人間である以上、医療事故は他人事ではありません。医療事故に遭わない社会にするためには、患者になる我々が医療事情に関心を持つ必要があります。本書は日本の医療事情を知る上で十分に参考になるものでした。
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背景にある事実をもっとクローズアップしてほしいと思いました。
医療ミスを疑った患者や家族が高い費用をかけて弁護士さんに相談,裁判になれば示談になっても負けても,弁護士さんにはペナルティがないそうです。結果として患者や家族は傷口をえぐられ,医者たちは極悪人扱いされる。
目を通しては見るものの,この手の本が積極的な医師達を萎縮させ,質の落ちた医療が保守的な治療がやがて我々の身にふりかかるのではないかと不安になります。
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不可抗力といえる医療事故はあり得ると思います。それがなぜ「謙虚さが足りない」などと言われるのか、理解できません。
うちの娘が通う学校でも、自分の子供を医学部に進学させたいという親が少なくないのですが、みんな口をそろえて「患者が死なない科をやらせたい」「忙しくない科がいい」「医療事故に巻き込まれない科がいい」なんてことを言います。
これでますます「忙しく人手の少ない科は、いっそう忙しく」なっていくのかなあ、なんて思います。現在は「使命感」なんて言葉は死語なんですかね。まあどんなに一生懸命仕事をしても、これだけマスコミに袋だたきにされるのなら、のんびり皮膚科でもやってる方がいいと考えるのも仕方ないかと思いますが。
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よかったなあ。俺は皮膚科の医者で。産婦人科だの外科だの小児科だのを専攻する奴の気がしれないよ。仕事は大変だし、休みは無いし、ちょっとミスをしたら凶悪殺人犯扱いだし。まあ実際、外科医や小児科医は減少の一途をたどっているが。
やっぱり医者になるなら、皮膚科か眼科か心療内科に限るな。仕事は9〜5時で、自分の時間も充分あるし、給料も良いし、医療事故とは無縁だしな。
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しかし、睡眠不足の運転手と医者の不眠を、同様に考えるセンスには驚きを禁じえませんね。職業運転手が睡眠不足なら、それは単純に労働基準法違反でしょう。私用のドライブで睡眠不足なら、単純に管理能力不足です。医師には原則的に労働基準法は適応されませんし、次の日に大きな手術が予定されていようと、他の受け持ち患者の具合が悪ければ泊まり込みになってしまいます。患者さんとその家族は、執刀医には万全の体調で手術に望んで欲しいと願っているに決まっていますが、現在のシステムではそれも確約できないのです。
私は45歳になりますが、年収は1000万以下で、年間の勤務日数は330日以上です(休日も患者さんの顔を見に病院に行くからです)。家族はどこにも連れていけず、旅行やゴルフも行きません。この生活で、謙虚さが足りないなどとは言って欲しくないですね。